「肌が弱い」の真実とその対策
以前こんな記事書いたんですよ。
で、たまたまこの記事に言及してるのを見かけて
「本当にお肌が弱い人は資生堂の化粧品なんか使ったら一発で荒れるから。この人はなんちゃって敏感肌」
って書いてたのを見て、お前はアフリカの飢餓の子ども以外食べ残しを許さねえ教頭かと半ギレになってたんですが、まあそれはまたの機会に腹を割って話しあおうな。割腹してくれ。
よくよく考えてみると、この敏感肌問題、かなりの人がぜんぜん違う話題を一緒くたにして語ってるんですよね。
「あの人のすすめてたお肌のお手入れしたらお肌大荒れした~! 全然だめじゃん!」
っていうパターンは、どう考えてもタイプの違う人のを参考にしてるからなんですよ。
私が今まで、ありとあらゆるお肌の悩みとその対策を解析した結果、以下のような図ができました。
これらの全然違う悩みを「お肌の弱い人」って一緒くたに語るから、日本の美容問題は話がおかしくなるんですよ。
はい、みんな自分がどこに当たるか考えてみましょうね。
簡単な見分け方いきますよ。
1.アレルギータイプ
- 資生堂の化粧品を使ったら一発で荒れるお前
- とにかく化粧品をちょっとでも選び間違えると即死する
- 添加物の多い食べ物などでガサガサになる
2.物理刺激タイプ
- 洗顔中ちょっと強くこするとすぐ肌が荒れる
- タオルを毎日変えないとすぐニキビが出る
- 洗浄力の強いクレンジングを使うと調子が悪くなる
3.自家中毒タイプ
- チョコレートなど、食べ物ですぐニキビが出る
- とにかく洗浄力の強い洗顔料・クレンジングほど調子がいい
- ティーンエイジャーである
※実際にはこれらが複合してます。念能力だと考えてください。
こんなに方向性が違う悩みなのに「お肌に弱い人へのおすすめ」って書いてあるやつをかたっぱしから試して、問題が起こらないほうがおかしい。そんなことちょっと考えればわかるんだけどやっぱりそうなのだ。
ちなみに私は、自家中毒タイプ→物理刺激タイプへとゆっくり移行していきました。そう、肌のタイプもまた人生の中で変質するのです。
アレルギータイプは友達がそうなので書きましたが、私はなったことがないです。
では以下に、各タイプが実際に取るべき対策を書きます。
1.アレルギータイプ
なったことがないから、友達の対策を見ていてのコメントですが、素直に「添加物に弱い人が比較的マシ」と言われている雪肌精やシュウウエムラなどで統一しましょう。友達はシュウウエムラですね。高いよ。価格重視ならちふれが一番です。
とにかく一番大事なのは、犠牲覚悟でブランドジプシーして、自分に合うブランドを見つけてしまうことですね。
他のタイプと違って、このタイプに属する人はうかつに別ブランドの新製品を試してはいけません。特にファンデや下地。比較的に被害の少ないアイシャドウやチーク(それでもダメな人はダメですが)で、新製品は楽しみましょう。
クレンジングの添加物でもやられたりするんで、友達はこれが気に入ってるようです。高いよ。
2.物理刺激タイプ
とにかくこのタイプは、肌に無駄に触れば触るほど荒れるわけです。しかしファンデや雑菌が肌に残っていても荒れるわけです。闇は深い。
このタイプは刺激に弱いだけなんで、ブランドの種類とかはあんまり重要ではないです。
タオルは洗いたてでさっと拭いてすぐ洗いカゴへ。そして肌のお手入れは、一回塗ればそれで終わるオールインワンジェル(化粧水・乳液・クリームこみ)で終わらせてください。化粧もBB/CCクリーム(美容液・下地・ファンデこみ)です。
とにかく肌をこする回数を極限まで抑えましょう。
クレンジングはねえ、ダブル洗顔いらないやつ使ってたら、どうも肌にファンデが残ったのか結局荒れました。
とにかくオイルクレンジングは肌と肌が直接触れすぎるからやめたほうがいいです。クリームクレンジング+洗顔料が素直に一番いいかもしれません。洗顔料はちゃんと泡立ててね。
雑菌に弱いので、肌につけるものはできるだけ全部チューブにしてください。指やスポンジで取るタイプはどうがんばっても雑菌が混ざります。
私が長年使ってるオールインワンジェルは無印です。安いし匂いもいいしシンプルで最強。
3.自家中毒タイプ
チョコレートや、自分から分泌される油などが詰まってすぐ荒れる。非常につらい。
ティーンエイジャーは多かれ少なかれこの要素を持ってますね。ニキビができるって悩んでるティーンに自然派化粧品すすめても意味ないですよ。原因が全然違うもん。
とにかく毛穴から出てくる油を落として、乾燥しないように保湿する(乾燥で油が出るから)。この一番単純なサイクルしか解決方法はないです。
アクネケア系の基礎化粧品が使えるのもこのタイプだけです。他の原因でニキビできてる人は、刺激だったり殺菌成分でかえって大荒れすることがあります。
オイルクレンジングで化粧というより油をしっかり落とす、そのオイルも洗顔料できっちり落とす、そして乳液かクリームまできっちりつけて保湿を完了する。これが基本です。
でも一番手っ取り早いのは、素直に皮膚科に行ってディフェリンゲルを処方してもらってくることです。
現段階で日本でもっとも効く自家中毒ニキビ特効薬です。
皮膚科で無神経な医者にあたって嫌な思いしたから行きたくない、という人は、まあ皮膚科が一番安いからがんばってほしいんですけど、美容外科系に行けば絶対無神経なことは言われずに目的のものをもらえます。でも勧誘は受けるよ。結局どっちもどっちですか。そうですか。
今はもっといいもの出てるかもですが、私がこの肌だったときはアクアレーベルが「オシャレでテンション上がる&アクネケア」を満たしてるのですごく好きでした。
お肌の弱い人の三分類でした。
考えてみると、ここまで方向性が全然違うものが全部「お肌が弱い」って表現で統一されちゃってることに無理があるんだよな~。
現状その表現しか存在しないので、みなさんちゃんと自分のタイプと相手が言ってるタイプを見分けて、かしこく生きていこうね。
ちなみに、私の姉は毎日拭き取りクレンジングシートして寝ても絶対荒れない特質系です。
ぜったいにゆるさない
以上
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— りゃま@1日目東1B48a 脱稿! (@llama100) 2016年8月11日
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